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『共鳴』その1

『共鳴』その1

今回から『共鳴』についてお話します。

この共鳴は意外と大事です。

歌では声質に関係してくるのですが、
よく「いい声だなあ~」
とかいういい声とはどんな基準で
感じとるのでしょう?

それはまず、きちんと“響いていること”
なのですが、歌のジャンルなどによって、
響かせるポイントは変わってきます。

例えば、
オペラボイスでは奥の方で響かせますし、
ポピュラーボイスでは、前の方で、
ミュージカルボイスでは鼻の上の方、
というイメージでしょうか。

しかし、どのようなジャンルに於いても、
よく響いた声は魅力的で、
ボリュームも出ますので、 
より効率的に歌うことが可能になります。

良い共鳴(良い声)のメリットをまとめると、
1,歌い手の魅力が出る
2,ピッチ(音程)が安定する
3,効率よく発声出来、ボリュームも出る
という感じになります。

では、どのようにすれば、
いい声が出せるのでしょうか?

まず前提条件は、声質はある程度
「生まれつきの顔周りの
 骨格によって決まる」
ということです。

これは経験則ですが、
似たような顔の人は、
似たような声質を持っている、
と感じませんか?

例えば親兄弟。

自分の声を録音した時に、
親の声や兄弟の声に似てるなあ
と感じたことがよくあります。
(皆さんはいかがですか?)

なので、好きなアーティストの声を
真似ようとしても、
大抵は同じようには出ません。

しかしそれはそれでいいと思います。

なぜならそれが声の個性だから!

でも同じ個性中でも、いい声と、
そうでない声の幅は出てきますので、
個性を活かしつつ、良い声を
出すように顔周りのメンテナンス、
及び発声訓練をする必要があります。

で、その訓練の前のメンテナンスですが、
気軽に家でできることに、
「鼻洗浄(鼻うがい)」があります。

これはよく薬局で売っている、
(特に花粉の季節には)
鼻洗浄液を使って鼻の中のケアをします。

これを続けるだけでも、
声が良くなったりします。
(通販の決まり文句ではありませんが、
 当然個人差はあります)

また、さらにケアしたい方は、
声専門の耳鼻咽喉科に
かかることをおすすめします。

かくいう自分も、5年ほど前でしたが、
とある大きな演奏
(さいたまスーパーアリーナでした)
する2ヶ月位前に、
これを機に声のケアをしようと
品川にある声専門のクリニック、
東京ボイスクリニックという所に、
かかってしっかり診てもらいました。

ちなみにこちらです→
http://www.tokyo-voice.com
(このサイト最近「声が出る仕組み」など
 お役立ち情報が掲載されてますので、
 一度見てみて下さい。)

その時「声帯の方は大丈夫でしょう」
ということだったのですが、
上咽頭(のどちんこの裏の少し上の方)
が少し荒れてますとのことで、
治療してもらった所、
なんと声がなめらかに
響くようになったのです!

これにはびっくりしたと同時に、
いかに人の頭の空洞が声に取って大事か、
あるいは、喉を含め顔・体が楽器なんだ
という事に気付かされました。

それから、機会があれば上咽頭のケアをしに、
クリニックに行くことが今でもありますが、
そこで、来られない時に勧められたのが
上記の「鼻洗浄(鼻うがい)」だったのです。

個人的な感覚としては、
クリックでしっかりケアしてもらった方が
体で感じられる大きな効果がでるので、
お勧めします。
(ちなみにクリニックからお願いされて
 宣伝してるのではありません。
 自分で効果があったと思った感想です)

という事で、
前置きがかなり長くなりましたが、
次回は実際の声出ししての
共鳴の訓練の方法について、
(文字だけなので限界はありますが)
解説したいと思っています~。

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