『脱力』その1
脱力はボーカルに限らず
他の楽器でも大事なので、参考にして下さい。
先日「奇跡のレッスン」という番組で、
フランスの柔道コーチ
ブノワ・カンパルグ氏が
日本の中学生のコーチをするという番組で、
生徒に水泳をさせるシーンがありました。
それは、余分な力を抜くことの
大切さを教えていました。
そういう私も合気道をやっていますが、
(ちなみに合気道二段です)
今の先生は大東流合気柔術を取入れ、
力を抜いて相手を倒すことを
(というより、相手の力を抜くこと)
非常に重要視しています。
合気道なんかでは、
初心者と練習するとその硬さに
ビックリすることがあります。
(偉そうに言ってますが、先生には
自分はまだまだ硬いと言われます)
歌でも、余分な力を抜くことは大変大事で、
いらない所に力が入りすぎると、
声帯に負担をかけたり、
声が固くなったりするので、
この脱力が非常に大事といえます。
(特に長くやっていきたい人には
必須のマスター事項)
脱力のメリットを上げると
① 声帯の負担軽減
(これにより高い声も出しやすくなる)
② 柔らかい響き
③ 体全体の負担が減り、長時間歌える
・・・などが挙げられます。
では、実際にどのようにして脱力するのか?
まずは通常の運動時と同じ準備運動、
特にストレッチを行い、
まずは体を柔らかくすることから始めます。
(普段のストレッチ運動でOK!)
その後、実際に体の力を抜いてゆきます。
理想は横隔膜周り以外は
ほとんど脱力状態に近い方がいい。
でも、声帯周りは少しだけ力が入りますが、
これもできるだけ余分な力を抜くことを
心がけます。
私がよくやる方法を3つご紹介します。
が、少し長くなったので、
この先は次回お話します。